女性神主が語る國體論「中秋の名月まぢか!月読命と日本の進化する美~満月に輝く和の魂を体感・自宅での観月祭を徹底解説~前半」山下弘枝 AJER2025.9.18(1)

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「女性神主が語る國體論」


第35回

『建武中興と楠木正成の真実』

中秋の名月まぢか!月読命と日本の進化する美~満月に輝く和の魂を体感・自宅での観月祭を徹底解説~

山下 弘枝氏

前半

レジュメ
「観月祭は、日本の伝統的神事の一つで、特に月読命に関連する場合、月読命を祀る神社や地域で行われ、特に旧暦8月15日の中秋の名月、つまり十五夜を祝い、秋の満月を愛でる神事です。
月は日本では古来、神秘の象徴。
豊穣、美、時の流れを表し、神社では月読命や他の神々に感謝を捧げ、豊作や健康を祈ります。  
月読命は日本神話において月の神様として知られ、夜や月の運行、暦、農作物の成長などを司る神とされています。
観月祭は主に秋の満月の時期(中秋の名月など)に行われ、月を愛でながら豊穣や健康、繁栄を祈る行事です。
月読命に祈る内容としては、以下のようなものがあります:
1. **豊穣祈願**:月の満ち欠けが農作物の成長や収穫に影響を与えると考えられ、豊作を祈る。
2. **健康と平安**:月の清らかさにちなみ、家族や地域の健康と安全を願う。
3. **調和と繁栄**:月読命が司る夜の静けさや調和を象徴し、平和な暮らしや繁栄を祈る。
4. **暦の安定**:月読命は暦の神としても信仰されるため、時間の調和や順調な日々を願う。
一般的には月を眺めながら神事を行い、供物を捧げたり、和歌や舞を奉納したりする儀式が行われます。
また、地域によっては月見団子やススキを飾り、月読命への感謝と共に祈りを捧げる風習もあります。

起源は平安時代の『観月の宴』に遡り、貴族が和歌を詠んだ風雅な文化が神道と結びつき、全国の神社で観月祭として発展しました。
月見団子やススキを供え、雅楽や舞が奉納されることも。

観月祭で月見団子をお供えする意味について解説します。
日本では古来、月には神霊が宿るとされ、月を崇拝する風習がありました。
団子は丸い形が満月を象徴し、月への敬意や祈りを込めた供物として適していました。
特に、十五夜の満月にちなみ、15個の団子を供える習慣が一般的です。

江戸時代に入ると、月見の習慣が庶民にも広まり、団子を供えることが一般化しました。
里芋(月見芋)やススキとともに、団子は手軽に作れる供物として親しまれ、月見の風情を彩る存在となりました。
つまり、団子を備えるのは、豊作への感謝、月の神への供物としての象徴性、そして満月を模した形状が理由です。
この習慣は、農耕文化と月信仰が融合した日本独特の伝統として現代に受け継がれています。
日本の観月祭は、自然と神、人をつなぐ心の儀式。
月の光に照らされ、過去の伝統と未来の希望が交錯するひとときです。
観月祭で名高い神社を3つご紹介します
1. 下鴨神社(京都)  
   京都の下鴨神社(賀茂御祖神社)の『名月管絃祭』は、雅楽と舞が奉納され、鴨川沿いの月見は日本の美の極み。現代でも若い世代が集い、未来へつながる祭りです!  
2. 住吉大社(大阪)  
   住吉大社では、月読命を祀る摂社で厳かな神事が。海と月の調和を祈る姿は、日本人の自然への敬意を未来へ継承。  
3. 出雲大社(島根)  
   出雲大社の観月祭は神話の地ならではの神秘性。縁結びの祈願も込められ、日本の精神文化が次世代へ輝きます。  
公式サイトで日程をチェックして、日本の誇りを体感してください!

観月祭の中心は、月の神、月読命(つくよみのみこと)。
古事記や日本書紀に登場する高貴な神様です。  
月読命は、天照大御神(太陽)、素戔嗚尊(嵐・海)と兄弟で、伊弉諾尊の子。
『つくよみ』は『月を読む』、月の運行や夜を司る神。
神話では、食物の神・保食神(うけもちのかみ)を殺したエピソードで天照大御神と対立し、昼と夜が分かれたとされます。

保食神は食物の神であり、彼女の身体から穀物や食物が生まれたことは、生命の源としての「食」の神聖さと、自然の再生・循環の象徴を示しています。

保食神が月読命を怒らせた原因は、『日本書紀』の神話に記されたエピソードによるものです。
天照大神の命を受けて月読命が保食神のもとを訪れた際、保食神は歓待のために口から米飯、魚、獣などの食物を吐き出して供しました。
しかし、月読命はこの行為を「穢らわしい」と感じ、「口から吐き出した物を食べさせるのは無礼だ」として激怒し、保食神を剣で斬り殺してしまいました。
このエピソードは、食物の起源や農業の始まりを象徴する神話として解釈され、月読命の反応は当時の清浄観念や神々の価値観を反映していると考えられます。

月読命が保食神を殺した行為は、一見暴力的に見えますが、神道においては死が新たな生命や豊穣を生み出す契機となることがあります。
このエピソードは、犠牲を通じて自然界の豊かさがもたらされるという、古代の自然観や農業社会の思想を反映していると考えられます。

月読命は、太陽神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)とともに、高天原の秩序を司る重要な神です。
彼が保食神の「不浄」と感じた行為(口から食物を出すこと)に怒り、殺したことは、神々の世界における「清浄」と「秩序」の維持を象徴している可能性があります。
神道では「穢れ(けがれ)」を避け、清浄を保つことが重要視されます。
月読命の行動は、穢れに対する厳格な姿勢や、神々の役割分担における規律を示していると解釈されることがあります。

月読命は月を象徴し、姉である天照大御神は太陽を象徴します。
このエピソードでは、月読命が保食神を殺した後、天照大御神が怒り、月読命と距離を置くことで「昼と夜の分離」が生じたとされています。
これは、太陽と月、つまり昼と夜の自然現象の分離を説明する神話的起源として機能します。
神道における宇宙の秩序や自然現象の調和を、こうした神々の対立や関係性を通じて表現しているのです。

保食神の死から食物が生まれたことは、古代の農業社会において、犠牲や死が豊穣や繁栄につながるという信仰を反映しています。
神道では、自然や神々の犠牲が人間の生活を支える基盤となることがしばしば強調されます。
このエピソードは、食物の生産や収穫に対する感謝とともに、命の循環と神々の恩恵への畏敬の念を表しているとされます。

神道の神々は、完全無欠な存在ではなく、感情や衝動に基づいて行動することがあります。月読命の怒りや暴力的な行動は、神々の人間的な側面を示し、人間と神の間の連続性を表しているとも解釈できます。これは、神道が人間と自然、神々の調和を重視する宗教であることを反映しています。
月読命が保食神を殺したエピソードは、単なる暴力の物語ではなく、生命の循環、清浄と穢れ、昼夜の分離、農業社会の豊穣への感謝など、神道の核心的なテーマを象徴しています。この物語は、自然と人間、神々の関係性を理解するための重要な神話として、現代でも神道の思想や価値観を伝える役割を果たしています。

日本の陰と陽、調和の美を象徴。  
月読命は、静かな月の光のように、知恵と神秘を授け、進化する未来を照らす神。
観月祭は、伝統を受け継ぎながら、新しい日本の美を築く瞬間です。

月読命を祀る神聖な神社を3つご紹介します
1. 月読神社(京都・松尾大社摂社)  
   松尾大社の摂社で、701年頃の創建。月の光に照らされた神事は、日本人の自然への敬愛を未来へつなぐ架け橋。  
2. 月読宮(伊勢神宮・外宮摂社)  
   伊勢神宮の外宮にあり、月読命と伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀る。2000年以上の歴史を誇り、日本の神道の深さが次世代に息づく聖地。  
3. 月夜見宮(出雲大社摂社)  
   出雲大社の摂社で、神話の地にふさわしい神秘的な神事。月読命の力で、縁と調和を未来へ紡ぐ日本の心が宿ります。  
これらの神社は、日本の神話と文化の結晶であり、未来の美を育む場所。参拝して、月の神の力を感じましょう。

日本と中国、共に月を愛でる文化がありますが、その心は全く異なる輝きを放ちます。
日本の月見は、和の魂と未来への希望の象徴!  
日本では、旧暦8月15日の十五夜(中秋の名月)を愛で、月見団子やススキを供えます。
さらに、旧暦9月13日の十三夜、通称『後の名月』も大切。
『栗名月』や『豆名月』とも呼ばれ、十五夜とセットで愛でるのが日本の伝統。
この十三夜を重んじる心は、完全な満月だけでなく、少し欠けた月に進化と成長の美を見出す、日本独特の『発展する美』の精神。
月の変化に、未来への可能性や創造の芽を感じる感性は、日本文化の誇りです。
過去の伝統を継ぎながら、新たな美を次世代に紡ぐこの姿勢は、日本の革新性と希望を象徴し、世界に誇る文化の力強さそのもの!  
一方、中国の中秋節(旧暦8月15日)は、完全な満月を家族で祝う盛大な祝日。
月餅を分け合い、賑やかな宴で団らんを楽しみます。
月の女神・嫦娥(じょうが)の神話が彩りを添え、円形の月と月餅に完璧な調和と繁栄を込めます。中国の月見は、完全で華やかな美を追求する文化を反映。
十三夜を愛でる習慣はなく、満月の完璧さに焦点を当て、完成された美を称賛します。  

日本の月見は、変化と成長を愛でる『進化し続ける美』の心。
十三夜の少し欠けた月に、未来への希望と無限の創造性を見る感性は、日本人の革新力と前進する精神を体現します。
中国の華やかな中秋節も魅力的ですが、日本の月見は、静かな祈りの中で未完の美を育み、未来を切り開く力を持っています。
この繊細かつ前向きな心は、日本文化の誇りであり、世界に輝く日本の魂。
十三夜は、完成ではなく成長の美を愛でる、日本ならではの未来志向の文化。
2025年の中秋の名月は、旧暦8月15日にあたる10月6日。
全国の神社で観月祭が開催されるはず。
この2つの月を愛でて、日本の進化する美を感じてください。」

観月祭祝詞

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